北海道農産物集荷協同組合(北集)という組合は一般の皆様にはなじみが薄い事かと存じますが、そもそも米や麦、豆など穀物農産物の流通は、農協を中心とする系統流通と私どものような商系流通の、大きく2通りに区分されております。
その中で商系流通としての私達、北集の特色は以下の点であろうと思います。
①実需者(製粉業者や大規模小売業者など)に対する存在価値
・小ロットで多様な農産物ニーズにこたえることのできる柔軟な集荷組織である。
・「生産者」とのつながりが密接で、市場のニーズを農業生産に反映することができる。
②生産者に対する存在価値
・90%以上を占める系統流通に対し、生産者にもう一方の選択肢を開いている。
・農産物の代金決済に農協同様の安定的なシステムが働いている。
・「実需者」とのつながりが密接で、市場のニーズを生産者に伝えることができる。
③組合員に対する存在価値
・地域性の違いはあるものの、同業者集団として経営上の刺激を与え合っている。
・組合の有利性を生かしたスケ-ルメリットを実現し、全国的な事業展開をしている。
以上のような様々な存在価値を持っていることから、私達は、今後も農産物流通に柔軟、スピーディーかつ的確に対応していく所存でございます
●米・小麦・大豆事業 |
1.米・麦・大豆の集荷保管に関する取扱及び生産安定対策 2.米・麦・大豆の共同販売・共同計算の実施 3.民間流通米の出荷契約の確保並びに集荷促進 4.米流通の多様化に伴う組合利用の推進と新規組合員の加入促進 5.米・麦・大豆の流通市場調査並びに開発 6.米・麦の成分分析、米のDNA鑑定・麦のDON検査、米・麦・大豆の残留農薬及びカドミウム検査の実施による円滑な販売促進システムの確立 7.ポジティブリスト制度・トレサ法の導入による栽培履歴の徹底・農作業工程管理(GAP)の推進 |
●検査事業 |
1.農産物検査員育成研修の開催 2.農産物検査の実施 3.技能確認会、鑑定会の実施 4.全集連全国農産物検定競技会への参加 5.巡回指導 |
●金融事業 |
1.米麦大豆の概算金の支払 2.組合員に対する事業資金等の融資 3.米の出荷契約金の融資 |
●斡旋事業 |
1.共計米及び農産物等の共同販売 2.包装容器、生産資材、機械器具及び関連品の共同仕入 |
●北集青年部活動の支援 |
後継者及び従業員の育成を図る活動の支援 |
名称 | 北海道農産物集荷協同組合 | |
設立 | 昭和29年3月4日 | |
資本金 | 8,409万円 | |
所在地 | 札幌市中央区北4条西4丁目1番地 札幌国際ビル 7階 | |
電話番号 | 011-221-5101 | |
FAX番号 | 011-222-2652 | |
代表理事 | 髙井 博美 | |
組合員数 | 42件 | |
事業目的 | (1) | 組合員の取り扱う政府主要食糧の集荷、保管に関する事務代行 |
(2) | 組合員の取り扱う主要食料ならびに農産物の共同販売 | |
(3) | 組合員の取り扱う主要食料ならびに農産物の共同仕入 | |
(4) | 組合員の取り扱う主要食料ならびに農産物の共同保管 | |
(5) | 組合員の取り扱う主要食料ならびに農産物の検査業務 | |
(6) | 組合員の寄託物についての倉荷証券の発行 | |
(7) | 組合員のための包装資材、機械器具、薬品、その他関連品の斡旋 | |
(8) | 組合員の事業に関する協定 | |
(9) | 組合員に対する事業資金の貸付け(手形の割引を含む)および組合員のためにするその借入れ | |
(10) | 株式会社日本政策金融公庫、銀行、商工組合中央金庫及び信用金庫に対する組合員の債務の保証 | |
(11) | 組合員の経済的地位の改善のためにする団体協約の締結 | |
(12) | 組合員の事業に関する経営及び技術の改善向上又は組合事業に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供 | |
(13) | 組合員及びその従業員の福利厚生に関する事業 | |
(14) | 全各号の事業に付帯する事業 | |
上部団体 | 全国主食集荷協同組合連合会(全集連) |